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「もう明日から会社に行きたくない」
そう思いながら布団の中でスマホを握りしめていた、去年の秋の夜。
自分はその日、退職代行サービスに登録フォームを送信した。
そして翌朝、実際に朝連絡して、昼には本当に「自由」になった話を、包み隠さず書こうと思う。
先に要点だけ。
使ってよかった。
でも正直「もっと早く使えばよかった」という後悔と、「使う前に知っておけばよかった」という反省も残った。
同じように限界を感じている人の参考になればと思う。
退職代行を使うことを決めた夜のこと
自分が勤めていたのは、都内の中小企業。
営業職で、毎日終電近くまで働いていた。
上司はいわゆる昭和型の人で、「根性が足りない」「お前の代わりはいくらでもいる」が口癖。
同僚も次々に辞めていって、最後は自分一人で3人分くらいの仕事を抱えていた。
もう心がポッキリ折れていた。
退職の話を何度か切り出そうとしたんだけど、そのたびに「今辞められたら困る」「繁忙期が終わってから考えよう」とはぐらかされ続けた。
ある夜、布団に入った瞬間、涙が止まらなくなった。
「明日、会社に行ったら自分は壊れる」。
そう直感した。
スマホで「退職 辞められない」「退職代行」と検索しまくったのが、夜の23時くらい。
どのサービスにするかで1時間悩んだ
退職代行サービスって、思ってたよりたくさんあるんだよね。
料金、運営元、実績、即日対応の可否。
比較サイトをいくつも行き来して、自分なりに条件を絞った。
- 即日対応してくれること(翌朝出社したくなかった)
- 会社と交渉できること(有給消化を希望していたため)
- 料金が相場内であること
- 24時間受付していること
自分が最終的に選んだのは、労働組合運営のサービスだった。
一般の民間業者だと「会社との交渉」ができないらしく、有給消化の話し合いを任せるには労働組合か弁護士系が安心だと知ったから。
申し込んだのは、深夜0時過ぎ。
同じように「会社と交渉してほしい」「有給を使い切りたい」という人には、労働組合運営のが選択肢に入ると思う。
自分もここにお世話になった。
朝7時、LINEで「連絡しました」と返ってきた
申し込みフォームを送ってから、驚いたのは対応の早さ。
深夜0時台に送ったのに、10分後にはLINEで返信が来た。
そこから担当者と簡単なやり取りをして、翌朝9時以降に会社へ連絡してもらう段取りを組んだ。
その夜は、ほとんど眠れなかった。
「本当にこれでいいのか」「上司はどんな反応をするのか」「親に何て言おう」。
頭がぐるぐるして、気づけば朝の5時。
でも不思議と、夜中のあの絶望感はなかった。
「明日、会社に行かなくていい」という事実だけで、心が少し軽くなっていた。
朝9時過ぎ、LINEに通知が届いた
「会社に退職の連絡を入れました。
上司の方と話しました」
その一言を見た瞬間、自分は布団の中で泣いた。
嬉しくて、というより、安堵で。
上司は最初かなり渋ったらしい。
「本人から直接話を聞きたい」「非常識だ」と食い下がったそうだけど、担当者が淡々と退職の意思と有給消化の希望を伝えてくれた。
自分はその間、スマホの電源を切って、ただベッドに寝転んでいた。
昼12時、正式に退職が受理された
お昼前に、2回目の連絡が来た。
「会社側が退職を受理しました。
残りの有給をすべて消化し、最終出社日は本日付けとします」
信じられなかった。
前日まで「辞めさせてくれない」と絶望していた会社を、朝連絡しただけで、昼には辞められた。
退職届や貸与品の返却方法、私物の郵送先なども、担当者がまとめて段取りしてくれた。
自分がしたのは、スマホでLINEのやり取りだけ。
会社の人と一言も話していない。
顔も見ていない。
その日の午後、街を歩いて泣いた
昼過ぎに家を出た。
平日の昼間、本来なら会社にいる時間に、散歩している自分が信じられなかった。
日差しが眩しくて、コンビニでアイスコーヒーを買って、公園のベンチに座って、ただぼーっとしていた。
「あ、自分、生きててもいいんだ」
そう思ったら、なんか涙が出てきた。
大げさに聞こえるかもしれないけど、本当にそう感じたんだ。
退職代行を使って良かった点
1. 上司と一切会わずに辞められた
これが一番大きい。
あの上司の顔を見たら、また言いくるめられていたと思う。
自分の意志が弱いとか、そういう話じゃなくて、精神的に追い詰められていると正常な判断ができなくなるんだよね。
代行を使うことで「物理的に会わない」という状況を作れたのは、心の健康のために本当に良かった。
2. 有給を全部消化できた
残っていた有給が18日分。
自分一人で交渉していたら、絶対に使わせてもらえなかったと思う。
労働組合が間に入ってくれたことで、法律に則った形で全消化できた。
最後の給料日に、有給分もきちんと振り込まれていた。
3. 24時間以内に人生が変わった
申し込んだのが深夜0時、退職成立が翌日の昼12時。
たった12時間で、ずっと抜け出せなかった地獄から解放された。
この速さは、自分でやっていたら絶対に無理だった。
退職代行を使って悪かった点・反省点
正直に書く。
良いことばかりじゃなかった。
1. お金が結構かかる
自分が払ったのは24,000円。決して安くはない。
精神的に追い詰められているときは「いくらでも払う」と思っていたけど、冷静になると「1ヶ月分の食費くらいだな」という感覚。
無職期間の生活費を考えると、ちょっと痛かった。
でも、あのまま働き続けていたら、心療内科通いで同じくらいのお金がかかっていたと思うから、結果的には安い買い物だったと思っている。
2. 同僚への挨拶ができなかった
お世話になった先輩や、仲の良かった同期に、直接「ありがとう」「お疲れさま」を言えなかった。
これはちょっと心残り。
退職後にLINEで個別に連絡したけど、突然辞めたことに驚かれたし、中には返信をくれない人もいた。
人間関係は、多少犠牲になる覚悟はあったほうがいい。
3. 「逃げた」という罪悪感が少し残る
これは人によると思う。
自分は正直、1週間くらい「逃げるように辞めたな」という罪悪感を引きずった。
でも、今振り返ると、あれは「逃げ」じゃなくて「脱出」だった。
燃えている家から逃げ出すことを、誰も「逃げた」とは言わないよね。
サービスによって特徴が違うから、自分に合うものを選んでほしい
自分は労働組合系を選んだけど、状況によって合うサービスは変わると思う。
例えば、未払い残業代の請求や損害賠償リスクがある場合は、弁護士監修ののほうが安心。
LINEだけで完結させたいなら、今すぐお金が厳しいなら後払い可能な、業界の老舗で安心感を取るなら、女性特有の悩みがあるなら女性特化の。
自分の状況に合わせて選ぶのが大事だと思う。
同じ状況の人へのアドバイス
最後に、当時の自分に声をかけるつもりで書く。
1. 限界を感じたら、1日でも早く動いていい
「もう少し頑張れるかも」と思っているうちは、まだ大丈夫。
でも「朝、布団から出られない」「会社を想像すると涙が出る」まで来たら、それは限界のサイン。
自分で自分を守れるのは、自分だけだから。
2. 「辞めた後のこと」は、辞めてから考えていい
自分も「次の仕事決めてから辞めるべきか」と迷った。
でも、心が壊れていると、転職活動すらうまくできないんだよね。
有給消化中に休みながら考える、失業保険をもらいながら考える、そういう選択肢もあるから大丈夫。
3. 退職代行は「最後の手段」じゃない
自分は「代行なんて大げさ」と思い込んでいた期間が長かった。
でも違う。
退職代行は「自分で言い出せない状況にある人が、当たり前の権利を行使するためのサービス」だ。
恥ずかしいことでも、情けないことでもない。
よくある質問
Q1. 本当に即日で辞められるの?
自分の場合は朝連絡、昼受理だった。
ただし会社の対応や、サービスが連絡を入れるタイミングによって前後する。
深夜に申し込んでも、会社への連絡は基本的に営業時間内になるよ。
Q2. 退職代行を使うと、転職で不利になる?
自分はその後転職したけど、面接で「退職代行を使いましたか?」と聞かれたことは一度もない。
退職理由を自然に話せれば、特に問題なかったよ。
Q3. 親や家族にバレる?
基本的には本人にしか連絡が行かない。
ただ、会社が緊急連絡先として登録している実家に連絡するケースもあるから、申し込み時に「家族には連絡しないでほしい」と伝えておくと安心。
Q4. 有給が残っていなくても使える?
もちろん使える。
有給がなくても、退職日までの期間を欠勤扱いにするか、即日退職を交渉する形になる。
労働組合系や弁護士系なら、そのあたりも相談できるよ。
Q5. 会社から直接連絡が来たらどうする?
自分の場合、退職代行を使った後に会社の上司から電話が2回来たけど、全部無視した。
代行サービスからも「本人への直接連絡はしないでください」と会社に伝えてもらっているから、出る義務はないよ。
💡 退職代行サービスを比較検討中の方へ
サービスごとに料金・対応範囲・スピードが異なります。複数を比較して、自分に合うものを選ぶのがおすすめです。
※ 上記はもしもアフィリエイト経由のリンクです。本記事の内容を参考に、ご自身の判断でご利用ください。
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